Saturday, July 02, 2005

Musical Baton

くどいようだが、私は重役夫人である。
腐っても取締役のオットは、本日はデバッグ(試作段階のソフトを動かして
みてバグを見つけて直す)のため朝帰りだそうだ。
会社員のほうがラクでお金もらえたよねえ。あ~あ。
というわけで、ひとり&犬二匹のヒマなサタデーナイトなので、犬日記
更新してみた。

先日ナツロウんちのなお2さんから Musical Baton なるものが回ってきた。
早速やってみよー。

-Total volume of musicfiles on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
限りなくゼロに近い。PC作業中に音楽を聴く習慣がないので。

-Song playing right now (今聞いている曲)
今=PC作業中=音楽は聴いていないということで。
コレはたまに聴きたくなります。
作ってくれたはむさんは今 "Planetone" というバンドで活動中です。

-The last CD I bought (最後に買った CD)
"JOY" - YUKI
ブーイングを承知で告白いたしますと…
なんと若かりし日の私は会う人会う人に「ジュディマリのYUKIちゃんに
似てる」と指摘されていたのですよ。マジですよ。
当時は、あんな目の離れたキンキン声のちんちくりん女に似てるなんて
不愉快きわまりないと憤慨していたのですが、今見るとカワイイよねえ。
素直に喜んでればよかったものを、残念ながらこのところ「似てる」と
言われることがめっきりなくなりましたとさ。
つーか、もともと似てないんだって。
というわけで、世代的にも近いものがあり、なんとなく勝手に親近感を
抱いていたため、彼女の動向には無意識に注目していたわけです。
B-52'z の人と組んだユニット "NiNa" のアルバムも持ってたりして。
英語の発音がいまひとつな点を除けば、年齢不詳のルックスと声質は
あちらにも需要があるのでは?と思っておりました。
完成度が高く耳触りのよいアルバムと思いますが、キーが高くて一緒に
歌えないのが玉にキズ。
本作発売の前だったか直後だったか、二歳のお子さんが亡くなったそうで
いくつかの曲の歌詞が、歯の浮くような恋愛ではなく、子を突然失った母親の
悲痛な叫びを表現しているように思えて、胸に迫るものがあります。

-Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

①"Learning to Fly" - Pink Floyd
言っておきますが、私はプログレは嫌いです。
プログレバンドも知らないし、プログレ好きな人にも苦い思い出が
あったりなかったり。なんか怖くていや。気持ち悪い。
で、なんでいきなり Pink Floyd かというと、高校で留学したときに
なんの予備知識もなく、彼らのツアーでスタジアムかなんかの
野外ステージのライブに行く機会があったわけです。
その留学先っていうのが、いくら単位取っても日本では認められない
キチガイアートスクールで、数々のイベントやフィールドトリップの
内容が強烈だったわけですよ。
ドレスコードありの "Rocky Horror Show" に始まり、"山海塾" の
USツアー、毎日テーマに沿った仮装で過ごす1週間など。
そして留学期間最後のイベントがこの Pink Floyd のライブ。
どういうジャンルなのかもわからず迷い込んでしまった、いたいけな
セブンティーンの私(しかし体重は57キロ)を待っていたのは…
嗅ぐだけでトリップできそうなマリファナ臭、鼻ピアスを引っ張られて(?)
流血して運ばれる全身刺青の外人、そして空飛ぶピンクの豚のオブジェ。
お母さん、アメリカは怖か国とです。
この "Learning to Fly" は当時フツーに売れてた曲で、気が狂いそうな
ライブ中、唯一知っていたのでほっとしたのを覚えております。

②"大地賛頌" - 大木惇夫・作詞 佐藤進・作曲
おそらく関東近郊で中学時代を過ごした人は音楽の授業で歌わされた
ことでしょう。
私も例にもれず、中学のクラス対抗合唱コンクールの課題曲でイヤイヤ
歌った一人でした。
幼児の時点で「酒焼けか?」といわれた筋金いりのハスキーボイスの私は
この手の曲はすべて「アルト」担当なので、主旋律が歌えません。
話が前後しますが、前述の留学先では、毎朝 "Assembly" と称して、
有志が全校生徒の前で唄やピアノ、はては前衛舞踏まで、特技を披露し
なんらかの感動を与えるという場が設けられいたのです。へんな学校。
その年は日本人留学生が多く(10人以上)、帰国直前なので全員で何か
やったろーでという話になり、全員が知ってて、一人がピアノ伴奏可だった
のが、この曲だったわけです。
歌の前に私が歌詞の大意を簡単に説明することになり、「さんしょう」って
なんだ?「大地」って land? earth? と悩む前夜のミーチャン17歳(やっぱり
体重は57キロ)でした。
当時の私は「さんしょう」→「かんしゃ」→「サンキュー」程度の知識しかなく
感謝する=Appreciate という単語を知ったのもこのときでした。
たしか "Appreciation to the Earth" という英語のタイトルを付けて、
「1年間わしら日本人はお前ら外人どものおかげで楽しく過ごせたぞ。」的な
ごく簡単なスピーチを経て歌に入ったところ、オーディエンス(外人生徒)
の半数以上が感動でむせび泣いているではありませんか。
歌詞がわからなくても伝わってしまうものってあるんですねえ。こわ。

③"The Catapillar" - The Cure
意外かもしれませんが、私は新宿にある某有名服飾専門学校卒です。
実はバトンを渡してくれたなお2さんも同窓生で。
この学校では、卒業時には "卒制(卒業制作)" と呼ばれる生徒だけで
企画運営するファッションショーがありました。
二年間の集大成ともいえる作品をデザイン、制作し、選抜された生徒は
自分でコーディネートして自分で着て(百貫デブの場合は友人にモデルを
依頼したり)、ショーに出るというものでした。
私といえば、ひどく手抜きの作品で、身長も低かったので、ショーに出る
つもりは毛頭なく、音楽担当に立候補いたしました。
その頃の私といえば、もう完璧にヘビメタでパンクでピアスが方耳10個とかで
成人式にも出してもらえなかったくらいですが、さすがに ファッションショーで
ジューダスプリーストやピストルズをかけるわけにもいかないので、無難に
The Cure から選曲したんですよ。
余談ですが、ショーの裏方に徹しようとしていたのに、そのクラスの平均身長が
155cm(私はドンピシャ)で必然的に出演者の身長も155cm で、黒い作品の人
が少なかった(私のは全身黒) ため、なんとモデルの一人としてかり出されて
しまいました。ヘビメタなのにファッションショー!
MTV Award かなんかで、生演奏している The Cure の映像がうちにあるん
ですが(ある意味お宝映像では?)、これがもう救いようがないくらいヘタクソ!
でもあの頃のロバートスミスはかっこよかったんですよ。
今はすっごい太ったという噂は本当だろうか。

うーん、あと二曲がどうしても決まらないので、今日はこれまで~。

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